【終演報告】Sky Runner @世田谷 シアタートラム SPINNIN RONIN 2017/07/06-09

夏草や 兵どもが 夢の跡

 

物販系舞台女優 いしわたり ようこです。

 

不思議なことに、

座組みの解散後、舞台の終演後、

昔のほどの喪失感がなくなったのは、
今 このときから、すでに 次に見据えるものが 鮮やかだから。

力を尽くした戦士達は、いまやこの場には居(お)らず、
まさに、

あれは 夢だったのか 現実だったのか
わたしは どこで生きていたのか

そんな、淡い靄に包まれた 記憶。

 

#skyrunner #spinninronin #千秋楽 #燃え尽きるぜ #物販系舞台女優 #大切なことを大切に #stagelife

Yoko Ishiwatariさん(@jediwatari)がシェアした投稿 –

 

さて。

SPINNIN RONIN プレゼンツ
Sky Runner 2017 再再演でした。

 

初演は、5年前。

 

人生の岐路に立っていた わたしは、
一生 舞台に立っていくために 何をしたらいいのか?

を、考えていました。

唄に合わせて、詩に合わせて、踊って、身体を震わせてきたけれど、

もっと 武器が欲しかったんです。

口から言葉を発せずに、なにかを伝えてきたのですが、
日頃から苦手な コトバ を 発することが出来れば。。。

またひとつ、舞台芸術の世界に携わる術(すべ)を手に入れられるのでは、と。
当時のわたしは 考えていました。

 

初めて、舞台で コトバを発した作品では、

振付師 兼 役者 として 携わったけれど

「そんなに振付したり踊れたりするのに、こんなにお芝居が下手な人が居ると思わなかった。」

と、演出家さんから はっきり言われ、
手取り足取り、なんとか 形にしてもらい、本番を迎えたことを覚えています。

 

それから3年くらい たった頃に
初演 Sky Runner という作品に出会いました。

今から、5年前のこと。2012年。

まさかの、ヒロイン。。。??
せりふを放ったり、歌を唄ったり、踊ったり、

こんなに舞台上で、口を開いて 声を出したのは 初めてでした。

手足を動かして 何かを彩るのは こんなにも自由なのに
口を開いて 音を発し伝えるのは こんなにも出来ない。

何処に、どうやって立っていていいかわからない。

そういうふうに 悩みながら
仲間に支えられて、笑い 泣き 酔っ払い 乗り越えた 時間でした。

Sky Runner という作品がなければ
わたしは、今、

何もしていないか、何も変わっていないか、そんな今を過ごしているのだと思う。

 

2014年、この Sky Runner の再演が企画され
オーディションが行われると知ったとき、

わたしは、物販の自営業を学ぶスクールに入塾していました。

一生 舞台に立っていくには
家族を養う 生活費を稼ぐには、借金を解消していくには、
時給 で働いていては 足りない。。。

ダイスキなことを辞めないために、どうしたらいいのか 考えて

「この4ヶ月間は、創作活動を辞めて、人生の基盤を作るんだ」

と、決めて、取組んでいたところで。

 

オーディションの前日まで、行くかどうか迷ったけど。。。

辞めました。

「今、我慢すれば、一生 舞台に立っていける土台がつくれる」

と信じて。

でも。

仲間達が再会し、新たな仲間が増え 大きくなっていく輪を
横目で見つめて、悔しがりながら、
わたしの 居場所がなくなったことを実感したのを
覚えています。

悔しくて、 悔しくて。 悲しくて。

自分の演じた役が 抹殺されていて

本当に、わたしは このお話しの世界に 居場所がなくなったんだ。

って、思いました。

 

 

で、2017年。いま。

3月の OVER THROW が終演して間もない頃、

主催の加世田さんから メッセージが。

それは、Sky Runner 再再演 を知らせるもので。。。

「アンサンブルしかないけれど・・・」

 

もちろん、出演させていただきたい、と、即答。

 

2012年に 見上げた空は、
まだ、わたしに見えるんだろうか。

もっと 鮮やかに冴えた色をしているのだろうか。

 

 

ヒコーキ を演じることは、
毎日 怖くて 潰れそうでした。

誰かと同じこと をするのが苦手な わたしが
4人で一つのものを作る 一部になっているとは。。。

 

運動能力も、体系も、顔つきも、全く違います。

見た目も、技術も、

わたしが居ることで
足を 引っ張り続けることになるのでは?

そうならないように 努力を続けるも
周りから見て、出来ていなければ、全く意味がない。

評価は、結果で示されるのみ。
評価は、他人がすること。

できなければ、ダメ。
使えないヤツは、要らない。

そんなコトバを アタマに浮かべながら
毎日 取組んでいました。

 

 

お褒めの言葉を頂いても
わたしの耳には届きません。

すなお じゃない といわれても、かまいません。

自分が納得できるまで
ひとつずつ ひとつずつ。

 

 

ご来場くださった皆様。
関係者の皆様。全ての人へ、
本当にありがとうございます。

今後とも、宜しくお願いいたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

舞台女優。クラシックバレエ・フラメンコ・中国武術・唄の経験を活かし舞台演劇に携わる傍ら、国内外ECサイトで物販業を運営。後進者育成アドバイザーとして活動。ストレッチサークル主催。SHOW企画。